男の嫉妬は、女の嫉妬よりもねちっこい・・・リーディング時代小説「お市さ~ん」㉓:神戸御影ヒーリングサロン 心星 POLARIS(ポラリス)

男の嫉妬は、女の嫉妬よりもねちっこい・・・リーディング時代小説「お市さ~ん」㉓

2018.04.15

 

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兄上の「百日忌法会」、わたしはそれを京都の妙心寺に定めた。

 

 

一方、猿は寺を決めるのに大失態をおかした。

 

彼は、初め阿弥陀寺で会を予定していた。

 

阿弥陀寺は織田家にゆかりの深い寺なの。

 

猿はその寺で兄上の「百日忌法会」をすることで、自分を正式の兄上の後を継ぐもの、として世間に認めさせたかったのね。

 

でもね、猿の思惑通りに事は進まなかったの。

 

 

猿は、阿弥陀寺の清玉上人に

 

「ささやかですが、もう信長様の葬儀をしました。

 

改めてもう信長様の葬儀を行う必要がありません。」

 

申し出を突っぱねられたの。

 

 

猿は清玉上人に三百石を進呈するから、とさらに頼みこみ頭を下げたのね。

 

でも、清玉上人は頑として拒否。

 

 

これには、わたしも拍手喝さい。

 

人たらし、と言われている猿の悪どい反面を見抜いて断ったのだから。

 

 

 

彼は、兄上に対する清玉上人の愛を知らなかった。

 

 

 

兄上の遺体は見つからなかった。

 

清玉上人は、兄上が本能寺で討たれたことを知りすぐに本能寺に駆け付け、兄上の遺体を連れ帰り、弔ったと聞いている。

 

わたしはそのことを彼に尋ねてみた。

 

でも彼は、ひそやかに笑みをうかべるだけで何も答えなかった。

 

 

清玉上人の母は、織田の領地である尾張で産気づいて倒れた。

 

それを保護して、無事出産させたのが我が織田家。

 

けれど、生まれた子どもの命と引き換えに彼の母はこの世を去った。

 

生まれたばかりの彼を不憫に思い、大切に育てたのも我らが一族。

 

そして織田の保護を受け、彼は19歳で阿弥陀寺の住職になったの。

だから、彼は織田家に恩義を感じていた。

 

 

それだけでなく・・・

 

彼は兄上を慕っていた。

 

兄弟のような情ではなく、女が男を恋うような気持で。

 

 

ずっと昔、わたしは住職になる前の彼が、兄上から与えられた着物を大切に抱きしめウットリしていた姿を見てしまった。

 

でも不思議とそれを、いやらしく思わなかった。

 

そこあったのは純粋で清らかで、切ない愛だった。

 

 

だからこそ、その煩悩を断ち切るために彼が寺に入ったこともわたしは知っていた。

 

この決断しか、彼には許されていなかったから。

 

もう誰も愛さない、兄上以外。

 

そんな強い愛を感じた。

 

 

 

彼は本能寺から連れ帰った兄上の遺体を、抱きしめただろう。

 

今や彼のものだけになった、兄上の身体を。

 

 

 

義姉上の遺体も一緒に連れ帰ったかどうかは、わからない。

 

男の嫉妬は、女の嫉妬よりもねちっこいから。

 

 

兄上の魂は、義姉上のものに。

 

兄上の亡骸は、彼のものに。

 

 

こうやって兄上は死してなお、強い愛に抱きしめられた。

 

 

もしかしてこうなることを知っていて、我が一族は彼を大切に育てたのかもしれない。

 

巡りめぐる愛。

 

それを、おかげさま、と呼ぶ。

 

 

 

 

そんな清玉上人の愛を知らず、お金で解決しようとした猿は結局、恥をかき大徳寺で法要を行うことになった。

 

 

 

 

で、これは何年後かのお話・・・

 

 

清玉上人は、本能寺の変から3年後に亡くなったの。

 

その時に猿は、清玉上人の阿弥陀寺を移転させた上、阿弥陀寺の敷地も小さくさせたの。

 

これって、嫌がらせの復讐よね?

 

しょぼくなった阿弥陀寺にお参りする人もがくん、と減ってしまったの。

 

阿弥陀寺は困ったのだけど、そこに手を差し伸べた家があった。

 

これも兄上のご縁だった。

 

 

兄上の小姓をしていた美少年の森蘭丸。

 

女の私から見ても色白で、ゾクッとするほどの美少年だったわ。

 

兄上の寵愛を受けていて、いつもそばにいたの。

 

 

この森蘭丸の一族が阿弥陀寺を援助したの。

 

だから阿弥陀寺は何とか維持できたのね。

 

ここにも「おかげさま」があったわ。

 

 

 

 

 

こうして、妙心寺でわたしと勝家が主催した兄上の「百日忌法会」は行われたの。

 

勝家は約束通り、立派な式にしてくれたわ。

 

この時の兄上の戒名は、清玉上人がつけた「天徳院殿」をもとに、「天徳院殿龍厳雲公大居士」にしたの。

 

兄上を悼む荘厳な式だったわ。

 

 

 

猿は同じ日、大徳寺で兄上の「百日忌法会」を行った。

 

兄上の4男を秀勝を養子に迎え、彼を立てているように見せかけ、自分が兄上の後を継ぐことを暗に見せた会のようだった、と聞いた。

 

そして兄上の戒名を「総見院殿」とした。

 

 

この戒名がまた争いの火だねになった。
 

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あなたは「おかげさま」を感じることが、ありますか?

 

それは巡り巡って、あなたに届いたご恩送りかもしれません。

 

喜んで受け取って、あなたもまた誰かに送りましょう。

 

 

 

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