運命は自分の思いで、変えられる。運命を操る女になる・・・リーディング時代小説「千だって」⑧:神戸御影ヒーリングサロン 心星 POLARIS(ポラリス)

運命は自分の思いで、変えられる。運命を操る女になる・・・リーディング時代小説「千だって」⑧

2018.07.10

 

わたしはたくさん恋をするために、生まれてきたのよ・・・リーディング時代小説「千だって」①

 

セレブ妻は人質、もっとドラマチックに生きたいの!!・・・リーディング時代小説「千だって」②

 

考えても仕方ない時、心の中でこの魔法の言葉を唱えるの・・・リーディング時代小説「千だって」③

 

いくらセレブであっても、お子はお金で買えないものね・・・リーディング時代小説「千だって」④

 

一番見たくない所に、本当に大切な答えがあるの・・・リーディング時代小説「千だって」⑤

 

人生にもし・・・はないことを知っている・・・リーディング時代小説「千だって」⑥

 

人に嘘をつく時は、まず自分に嘘をついて心をごまかす・・・リーディング時代小説「千だって」⑦

 

ついに11月に徳川と豊臣の戦いが始まったの。

初めは徳川が有利だったけど、真田丸で豊臣はよく踏ん張った。

わたしはもちろん豊臣の応援をしながら、心のどこかでおじいちゃまやパパやママ、弟たちのことを考えていた。

 

身体が二つあれば、いいのに!

わたしが二人いれば、いいのに!

そうしたら心置きなくわたしの思いを分け、そこにいられるのに!!

 

そんなわたしの心の揺れに呼応するように、大阪城の内部でスパイ行動や裏切りが横行しているようだった。

そばにいるものが敵か味方か、疑う目つきで見て心を許せない日々が続いたの。

忙しくてなかなか奥には来れない秀くんだけど、たまに様子を見に顔を出してくれる。

時折見るから、彼がどんどんやつれていくがわかる。

見た目だけでなく、秀くんの心の内も仲間だと信じていた家来たちの裏切りに、傷つき疲弊していた。
わたしも秀くんも、戦を体験したことがない。

秀くんパパが日本のてっぺんに立ちこの国を治めた頃に生まれたわたし達は、少し前にあった戦国時代の悲惨さを知らない世代。

命をかけ、地位とプライドを守るための戦いで、味方だと思っていた仲間が亡くなったり、裏切り心変わりをする姿を秀くんは生まれて初めてリアルに見たの。

それは秀くんの心を深く傷つけ、引き裂いた。

 

青白い顔の秀くんが痛々しく、わたしは彼をそっと抱き寄せ、背中を撫でた。

秀くんはわたしにされるがまま身体を預け、目を閉じていた。

そのほんの一瞬だけでも、心が穏やかでいられるよう祈った。

わたしができるのは、それくらいだから。

真田丸で、豊臣は徳川に勝った。

でもそこから毎日、昼夜を問わず大阪城に大砲が打ち込まれた。

 

おじいちゃまは、わたし達がいる場所は避けていた。

でも、城に打ち込まれる大砲の音や掛け声、城の内部で叫び、ざわめく声はわたし達に強いストレスとプレッシャーを与えた。

わたしの身内が攻撃を与えているという負い目も重なり、わたしはものが食べられなくなった。

目の前に食事を出され、目は欲しい、と望むけれど身体が受け付けなかった。

夜も落ち着いて眠られない。

目は落ちくぼみ、黒いくまができた。

身体全体で「ごめんなさい」と、大阪城に謝っているみたいだった。

 

秀くんは、周りの人たちのそんな姿や、味方がどんどん亡くなり減っていく姿を見て、ついに徳川に和睦を申し伝えたの。

わたしはホッ、としたわ。

 

でもね、その和睦の条件がかなり豊臣にとってハードだったの・・・

おじいちゃまは、大阪城の外堀を埋めることを条件に和睦を受け入れた

外堀を埋める、ってことは、城としての機能を失うことなの。

そこまでの条件を飲んだのだから、豊臣は徳川に与した、という証になる、と淀ママは考えていたみた・・・

 

その話を刑部卿局にしたら

「も、本当に詰めが甘いですわ。

大御所様がそれで手を打つはずなど、ないではありませんか!

大御所様は、それはそれは用心深いお方です。

幼少の頃から、艱難辛苦を乗り越えてきたお方です。

ご存知でしょう?

お母様の江様の伯父様、織田信長様に命じられ、初めの奥様もご嫡男様のお命も奪わざるを得なかったのですよ。

それだから、秀忠様が嫡男になられたわけですけどもね。

とにかく、豊臣の方達は甘いです!

甘すぎます!!」

 

珍しく刑部卿局が、声を荒げて話したの。

「だって、これでもう豊臣と徳川が争わなくてもすむのでしょう?」

 

と、わたしがのんびりした声で言うと、刑部卿局はそっと声を潜めて言った。

「これで終わるとは思えません。

いろいろな準備と根回しが必要です。」

そう言って、そそくさと退席していった。

 

なにの準備と根回しなのかしら?

これで戦は終わりではないの?

むなしく苦い気持ちが、胸いっぱいに広がった。

豊臣にも徳川にも、たくさんの死者や負傷者が出ただろう。

みな、愛する家族や友人もいただろう。

争いは、何も生まない。

痛みだけを残し、立ち去る。

それが、とても悲しい。

 

大阪城の外堀を埋める工事が始まる前、淀ママは寧々ママに会いに行ったそうだ。

わたしはその話しを後から、寧々ママに聞いた。

それが豊臣の女として、寧々ママに会った最後だった。

 

寧々ママは穏やかながら、凛とした声で言った。

「千姫、覚悟をしていて下さい。」

 

たぶんわたしはポカン、とした顔をしていたんだろうな。

だって、頭の中で

「わたし、死んじゃうんだ・・・大阪城で・・・

秀くんといっしょに・・・」

と思ったから。

だけど、一緒に命を絶つ図がどうしても浮かんでこない。

 

寧々ママは続けてこう言ったの。

「残された秀頼様とのお時間を、大切にして下さい。

今、わたしがあなたに言えるのはそれだけです。」

 

そうか、わたし死んじゃうんだ。

和睦をしたのに、豊臣は負ける、てこと?

秀くんは、死んじゃう、てこと?

 

心が押しつぶされたように苦しくなり、鋭い刃物ですっ、と切り込みを入れらたみたい。

切ない・・・

という言葉が浮かんだ。

気づくと涙が流れていたの。

大きく目を開いたまま、泣いていた。

 

寧々ママがわたしを抱き寄せた。

「宿命は変えることは、できません。

けれど、千姫、良く聞きなさい。

運命は自分の思いで、変えることができるのです。

変わるのです。

自分の手で。

ただ、運命に流されているだけではだめですよ。

運命を操る女になるのです。

あなたならきっとできます。」

 

運命を操る女になる・・・・

 

後にこの言葉が、どれだけわたしの心を支えてくれたかしら?

 

運命は自分の思いで、変えられる。

わたしは、運命を操る女になる。

 

単純なわたしに、寧々ママの言葉はすっ、入ってきた。

そのとたん、ずっと閉じられていた心の扉の閂(かんぬき)が、ぎぎぎ、と音をたて外れる音が聴こえた。

開いた先にある運命の中に、こわごわ足を踏み入れた。

そこは目の前いっぱいに広がる砂漠のような荒涼とした光景だった。

草木も水も、何もない。

希望も夢もない。

 

砂漠に足を踏み入れたわたしの中にあった感情は、怒りだった。

 

 

神様のばかやろう。

 

あなたになんか、負けやしない。

 

この砂漠に、わたしの花を咲かせてみせるわ。

ワイルドフラワー。

 

運命を操るワイルドフラワーに、なってみせるからね!

 

わたしは唇を噛みしめ、両手を強く握りしめた。

わたしの知らなかった眠っていたわたしが、目覚めた。

 

 

————————————-

 

運命は、あなたの思い次第で変えられます。

 

あなたはどんな運命を選び取りますか?

 

あなたが今生きている現実も、あなたの過去が選び取った結果です。

 

あなたはそれに満足していますか?

 

 

 

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