生まれ育った出自を含め、すべてがわたしの「誇り」・・・リーディング時代小説「篤あっつつ」⑤:神戸御影ヒーリングサロン 心星 POLARIS(ポラリス)

生まれ育った出自を含め、すべてがわたしの「誇り」・・・リーディング時代小説「篤あっつつ」⑤

2018.08.06

 

わたしが望むのは、退屈な毎日からのレボリューション!・・・リーディング時代小説「篤あっつつ」①

 

わたしは、龍の背中に乗ってやる・・・リーディング時代小説「篤あっつつ」②

 

運命は「もし・・・」を超えた積み重ねで、動いている。・・・リーディング時代小説「篤あっつつ」③

 

頑張れ、わたし!女が嫁ぐ、というのはこういう事なのか・・・リーディング時代小説「篤あっつつ」④

 

 

この日から、幾島の厳しい修行が始まった。

薩摩の田舎でのびのび育ったわたしには、京都の公家のしきたりは納得できない事ばかりだった。

「どうして、ここでこうするの?

そこに何か意味があるのか?」

 

「篤姫様、意味があろうとなかろうと、そうするようになっております。

そういう昔からのしきたりでございます。」

 

・・・・・

納得できぬ!

前も言ったけど、わたしは自分の心で感じたい。

それが正しいかどうか、自分で決めたい。

 

「ですが、慣習というものは、ちゃんと意味があって出来上がったものでございます。

不必要な意味のないものでしたら、とうに消えております。

一見意味がないように見え、意味があることもこの世にはございます。」

 

一見意味がないように見え、意味があることもこの世にある・・・

言われてみれば、確かにそうかもしれない。

武家のしきたりも、意味がないように見えて意味があるものもたくさんある。

それらには知らず知らず従ってきたではないか。

なのにどうして、この公家のしきたりには素直に従えないのだろう?

そう考えた時、ハッ、と気づいた。

 

「わかったぞ!幾島!!」

 

「なんでございましょう。」

 

「幾島は、薩摩を捨てよ、と言った。

確かに江戸や京から見たら、薩摩は田舎だ。

しかも、わたしはもとは島津の分家の娘だ。

これから城に入り、どれだけさげすまれても仕方ない。

人は出自を変えることなどできない。

だが、わたしはそんな自分に誇りを持ちたい。

言葉も思いも身なりも行儀も、捨てても構わぬ。

が、薩摩に生まれ育った自分、というプライドは捨てられぬ。

幕府の中や大奥で、わたしを家定様の御台所にふさわしくない田舎娘、という噂があるのも聞いておる。

それでもわたしはご縁があり、運命に選ばれ、ここに運ばれてきた自分に誇りを持っている。

その誇りは捨てられぬ。」

 

幾島がハッ、と胸を衝かれたような顔をした。

 

「なぁ、幾島。

わたしは自分で、この運命という龍に乗ることを決めて薩摩からやってきた。

わたしを見下し、笑うものもいるだろう。

だが、わたしは自分という誇りは捨てぬ。

考えてみよ。

薩摩の田舎で島津の分家に生まれたわたしが、お義父上の養女になり家定様に嫁ぐなど、どれだけシンデレラ・ストーリーか。

その強運を持ったわたしの誇りを捨てて、どうする?

それこそ、本寿院様や滝山様、そして家定様の側室のお志賀の方には渡り合えぬ。

だから、わたしは薩摩の今泉で生まれ育った自分の誇りは捨てぬ。

ある意味、わたしが薩摩から持ってきたのはこの「強運」だけなのだから。」

 

「篤姫様、確かにそうでございました。

篤姫様の一番の強みは、その「強運」でございます。

幾島、心ちがいをしておりました。

どうぞ、お許し下さい。

その「強運」は、何があっても手放さないで下さいませ。

「強運」をお持ちになっているご自身を、誇りに思う心はしっかりとそのままお掴み下さい。」

 

「うむ。」

 

わたしは自分の胸に、光輝く星があるのを感じた。

真っ暗な夜空に煌々と輝く一つの星。

それは、わたしの道しるべ。

それは、わたし自身への誇り。

他の誰に示すのでもない、自分へのプライド。

その星がわたしに言う。

堂々と自分に胸を張れよ、誇れよ、と。

 

そうか、そうか、わたしが納得できなかったのはここだった。

わたしがわたしであることは、生まれ育った出自を含め、すべてがわたしの「誇り」なのだ。

そこにもれなく「強運」がついてきたんだ。

あ~、スッキリした!!

 

「でしたら、篤姫様

そちらもハッキリしたことでございますので、先ほどの所作をもう一度、繰り返し10回ほどおやり下さい。」

 

「あ・・・ああ。」

 

「はい!頭は45度に下げる!

腰はもう少し引く!!」

 

幾島のスパルタ教育は、毎日夜遅くまで続いた。

わたしはよく食いついていったと思う。

幾島は相変わらずストイックなままだけど、あの話以来ほんの少しだけど心が通じ合った気がした。

わたしがきちんとできると、褒める代わりにあるかなきかの微笑みをそっと浮かべるようになった。

京での暮らしが長くて忘れかけていただろうけど彼女の中にもきっと、薩摩で生まれ育った誇りがあるはずだ。

それを彼女自身が思い出してくれたら、うれしい。

 

幾島はわたしの教育係を務めながらも、外に出かけ情報取集も怠らなかった。

なぜなら、わたし達は思いのほかこの江戸屋敷に留まることが長かったからだ。

お義父上が考えでは、しばらくここで花嫁修業をしたらすぐにわたしが輿入れできrh予定だった。

しかし、わたしと家定様の結婚は進まなかったから。

 

そんな中、ある人物がわたしの目の前に現れた。

 

 

————————————

 

あなたは自分のことを誇りに思っていますか?

 

自分の出自を含め、自分を受け入れていますか?

 

あなたの胸の中に、星は輝いていますか?

 

その星が、あなたを導きます。

 

 

 

麗しく生きる

 

美開女(Be.Akujo)への五歩目。

 

 

 

 

 

 

 

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