眠れない初夜、この結婚生活は仮面夫婦でレス?!・・・リーディング時代小説「篤あっつつ」⑧:神戸御影ヒーリングサロン 心星 POLARIS(ポラリス)

眠れない初夜、この結婚生活は仮面夫婦でレス?!・・・リーディング時代小説「篤あっつつ」⑧

2018.08.10

 

わたしが望むのは、退屈な毎日からのレボリューション!・・・リーディング時代小説「篤あっつつ」①

 

わたしは、龍の背中に乗ってやる・・・リーディング時代小説「篤あっつつ」②

 

運命は「もし・・・」を超えた積み重ねで、動いている。・・・リーディング時代小説「篤あっつつ」③

 

頑張れ、わたし!女が嫁ぐ、というのはこういう事なのか・・・リーディング時代小説「篤あっつつ」④

 

生まれ育った出自を含め、すべてがわたしの「誇り」・・・リーディング時代小説「篤あっつつ」⑤

 

やっぱり、わたし、強運!!・・・リーディング時代小説「篤あっつつ」⑥

 

わたしは皆に応援されている。その応援を、受け取ればいい・・・リーディング時代小説「篤あっつつ」⑦

 

 

家定様はお式の時に、わたしと顔を合せなかった。

ずっと前を向き、視線をそらせていた。

「嫌われている?」

と思っていたが、それはあとで違うことがわかった。

いや、いっそ嫌われている方がましだったのかもしれない。

家定様は、わたしに何の興味もなかった。

ただ、御台所の地位が空いており、家臣や生母の本寿院様達にせっつかれ仕方なくわたしを迎えたようだ。

チラッ、と見た家定様は、お顔にあざがあったが端正なお顔立ちをしていた。

だが、無表情でずっと前を向いておられた。

 

家定様は生まれつき病弱で、幼少の時、天然痘や脳性麻痺を患われたそうだ。

その影響でお身体は弱く、とても内向的だった、と聞いている。

生母の本寿院様は、家定様の面倒をすべて乳母の歌橋殿に丸投げされていたそうで、家定様は歌橋様に大層なついていたそうだ。

これまでの結婚は、初めの御台所の鷹司任子様とのご結婚生活は6年で、任子様は病死。

二度目の一条秀子様とのご結婚は、半年で秀子様も病気で急死されていた。

大奥にはあまり通われず、お志賀の方という年上の側室がおられる。

というのが、幾島から聞いた話だった。

 

わたしはもちろん、これまで実家の兄上や兄上の友人たち以外の男性と接したことはほとんどない。

兄上の友人に軽い好意を持っていたことはある。

初恋もあった。

けれど、それと結婚は別だと思っていた。

家と家との結びつきのために結婚はするものだ、と言い聞かされていた。

 

正直、結婚とは何か本当のところはわからない。

この結婚も、お役目あっての結婚だ。

つまり、家と家との結びつきやお役目、という目的が先にある。

そのために、嫁いでいくのだ。

その嫁ぎ先がまさか、この国を動かすトップのところだとは夢には思わなかった。

だけど、それは先にお役目ありき、だ。

そのために、家定様と仲良くなってこちらの要求を通してもらわねばならない。

そうなのだけど、そのお役目があるのだけど・・・

何だろう、この喉に小骨が刺さったような違和感は。

 

家定様との床入りを待つ、真っ白い布団の上に座って考え込んだ。

答えを知っているようで、見たくない。気づきたくない。

モソモソするような居心地の悪さ。

何、なに?これって・・・

一人逡巡していたら、家定様が来られた。

そして、初めてわたしの顔をまっすぐ見た。

 

「なにを考えておる」

 

「わたしは、どうして家定様と結婚したのか、考えておりました。」

 

「はっ!

どうせ、幕閣どもに言われ空いている御台の場所を埋めるためだ。

しかも、そなたは薩摩から来た。

どうせ島津斉彬から、次の将軍を一橋慶喜にするようわたしに勧めるためであろう。

そなたの魂胆はわかっておるわ。」

 

「まぁ!

そんなことまで、ご存知なのですね。

だったら、わたしはどうしたらいいのでしょう?」

 

「そなたがここでするべきことなど、何もない。

ただ、大奥にいてすきなように過ごしておればよい。

そなたは、お飾りの御台じゃ。

わたしは、そなたを受け入れるつもりはない。

わたしは、誰も受け入れない。」

 

「側室のお志賀の方は、受け入れているのですか?」

 

「ふん、側室の一人くらいは持たねば、形がつかぬ。

誰でもよかったが、お志賀が楽だった。

それだけじゃ。

だが、お志賀にも心は許しておらぬ。

信じているものなど、誰一人おらぬわ。」

 

「誰も信じないなど、さみしいではありませんか!」

 

「わたしはこれまで何度も毒を飲まされ、殺されかけた。

誰も信じられなくて、当然であろう。」

 

凍りつくような冷たい声で家定様は、言った。

 

「わたしはもう寝る。

そなたももう寝るがよい。」

 

家定様はとっとと布団に入り、わたしに背を向けて寝てしまった。

なんじゃこりゃ?!

そう思った時、すとん!と答えが降ってきた。

結婚は、家と家の結びつきを深めるもの。

家と家が結びつく、というのはお互いの血筋をひいた子を産み出す、ということ。

だが、お義父上もわたしに家定様の子を産めよ、とは一言も言われなかった。

次の将軍に、一橋慶喜様を推すだけのお役目を渡された。

子は、家定様と睦まなければできない。

どうやって睦むかも、幾島は教えてくれた。

もしやお義父上は、家定様がわたしと睦めない、とわかった上でわたしを家定様の御台所にさせたのか?!

 

わたしの中で静かな疑惑が目を覚ます。

眠れない初夜

この結婚生活は仮面夫婦でレス?!

 

 

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あなたは心を許し、信じている人が周りにいますか?

 

家族だったり、友人だったり、パートナーだったり。

 

いるなら、それは誰でしょう?

 

その人もあなたのことを同じように思っていてくれると思いますか?

 

まずは、あなたから先に心を許し、信じることが大切ですね。

 

 

 

麗しく生きる

 

美開女(Be.Akujo)への五歩目。

 

 

 

 

 

 

 

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